権力志向は大嫌い

権力志向は大嫌いだ。ジャニーズ事務所の会見を見ていてそう思った。私が所属している(所属していた、今も肩書きは執行役員)コンサル会社は、権力志向そのものだ。大手商社をクビになった社長は、マウンティングを繰り返す。

私がコンサルタントとして、訓練を受けた千駄ヶ谷にあったコンサルファームは、社長を選挙で選んでいた。社長は、私が近かった左翼組織の一員で、会長は陸軍士官学校出身だった。当時の社長のk氏は、現在、陶芸作家として、活動しているようだ。

私の力不足だが、権力志向の会社は、もともと、私が作った。それを姑息な手段で私を追い出し、姑息な手段で私を戻した。

ダメな人間はダメである。人間的ではない人間は無視するべきだ。それをしみじみ感じている。

とは、言っても、そのクソ事務所を通じて、クライアントになった何人かの経営者がいる。この人たちをクソ事務所に任せることはできない。

こうゆう構造が嫌で、タクシーを選んだ。タクシーは権力志向と無縁だ。経営者も権力を振りかざすことはない。管理職も同様、ただ、私は、30年以上、社長をやってきた。細かい数字の管理や、会社経営上のルールは私が作ってきた。数字の管理はアシスタントに任せ、私はエクセルの大枠を指示するだけだった。

タクシー運転手は、20時間労働の後、納金作業という事務作業が、ある。これがうまくできない。単なる足し算と引き算なのだが、ADHDの傾向がある私には苦痛である。越えなければいけない壁はいつでもある。それを100回以上は超えてきた。この単純事務作業の壁も多分、超える。