良かったこと 昨日22日

そういえば、良かったこともあった。板橋あたりをゴー無線に縛られて、ウロウロしていると日大板橋病院の救急病棟前から、呼び出された。行ってみると、ふらふらで、項垂れた女性とそれに寄り添う男性、どう見ても40台前半の夫婦だ。女性は、どうやら、救急病棟で、治療を受けた後らしい。外気は多分5度以下、寒さで震えてもいる。

ガードマンを無視して、エントランスの中まで、タクシーを突っ込んだ。女性が、すぐに乗れるようにするためだ。

少し走ってから、事情を聞くと1時間近くタクシーを探していたらしい。たまたま、板橋周辺を空車でうろついていた私に繋がり、私も多分ただ事ではないだろう、と考えながら、日大病院に乗り込んだ。奥さんの容体や病気の内容を聞くことは憚られ、タクシーが捕まらなかったこと、タクシー運転手とライドシェアの話などをしながら、西池袋のアパートまで、送っていった。アパートもエントランスまで、突っ込んで、奥さんを移動させやすくした。

旦那さんは、もちろん、ふらふらの奥さんまで、私の眼を見ながら、ありがとうございました、本当に助かりました、と言ってくれた。

リアルな仕事だけにリアルな出来事に出くわす。リアルな仕事抜きの感情がリアルに感謝される。

感動するのは、不謹慎か。