北海道へ通う経験から感じる関東南部のささやかな雪

久しぶりの雪だ。昨日、深夜、タバコを買いに近所のコンビニに行った時はピークだった。北海道に通っていた頃は、雪なんか、どうということは無かったが、行かなくなって、5年以上経つと雪の威力に弱くなる。

壊れていた床暖房が、直ったばかりなので、うちの中にいれば、寒さは気にならない。しかし、あまり雪が降らない関東南部に住んでいると、外出するのは気が重い。私のワーゲンアップは、ドイツ車なので、雪には強いが、それでも自動車に乗る気にならない。

雪が降ると浮かぶのは、吉田拓郎の初期のナンバーだ。「雪でした、あなたは来ない、なんとなくそんな気がする」

南関東の雪は儚い。北海道に通っていた頃、買ったチェコ軍の軍用手袋もクラークスの雪用ハーフブーツも出る幕はなさそうだ。降るなら、もっと降ってくれれば、それなりの佇まいを整えられる。この程度の雪は単なる嫌がらせのような気がする。

天気は気まぐれ、静かにしのぐしかない。「夜は静か、通りも静か、古いレコードかけましょう」