食事と休憩、そしてトイレ

タクシーの食事と休憩

 

ドライバーとしての休憩と食事が未だにいまく行かない。昼食は、立ち食いそばと決めているが、休憩をうまくコントロールしないと食事の時間が取れなくなる。昨日は、なぜか、疲れていたので、午前中に休憩をとってしまった。すると、午後になって、お客が、後から後から、つく。土曜日という初めての日程だったせいもある。平日とは需要が明らかに違う。早めに夜食を食べようとしたが、結局、22時半になって、やっと夜食を食べられる有様、売り上げは7万円弱ともう少しで目標達成だったが、最後は、根性が失せてしまった。

 

売上を気にせず、休憩し、食事もきちんと摂ることが、長続きの秘訣なのだろう。私は、どっちつかずで、結果的に自分を痛めつける状況に陥ってしまう。こうゆうときに限って、秋葉原から八王子、錦糸町から渋谷、さらに渋谷から田園調布など、それなりの距離の客がつく。

 

売上は気にせず、楽にやろうと思っていても、これまでのコンサルタントとしての習性か、どっちつかずでで苦しくなる。本当に売上は気にしない。改めて、心に誓った21時間だった。トイレと食事は、神様が決めたもので、仕事で阻害することは罪悪だ、と分かってはいるのであるが。コンサル仕事の1日くらいは何も食べずに仕事する癖が抜けない。その代わり、水分は十分とっていたが、ドライバーは、トイレとの関係で、水分も制限する必要があるようだ。ー

何ヶ月か、タクシー運転手をやっていて、顧客傾向が明らかになった。一番、気分がいい客は、老人か、子供連れの主婦、次は年配のサラリーマンか、自営業者、結構若いブルーカラーも運転手に対する応対はいい。

最悪なのは、中年のエセキャリアおんな(だいたいブスである)、完全に勘違いしている。この手に限って急げ、という。アホか、お前のために罰金を払う気はない。とくになんとかマンションのエントランスまで来い、という指定が入るのが、このバカ女、お前が住んでいるマンション?賃貸アパートのエントランスなんざ、しれねいよ。お前が掃除婦になるのも時間の問題だ。私の会社では即クビにする。

次が若いサラリーマン、テメイ、自分の財布から金出してねえだろう、距離は短い、文句は言う、歩いていけよ、それなりの企業に勤めているのだろうが、終わりは見えている。

企業につぐ、タクシーの人事評価は、とても厳しい。私は、大企業専門コンサルタントなのである。

舐めるな!副業運転手とサラリーマンの緊張の一幕😤#現社長 #怒る

昨日、サラリーマンらしき二人組を乗せた。ナビ通りに進むと微妙に迂回運転になってしまった。二人ともイトーチューの社員のようだ。降りざまに、金額は高い、時間は、かかる、社名を言ってしまったので支払うが、ほんとだったら、怒るよ、と捨て台詞を吐かれた。

やれるもんなら、やってみろ、現会長兼ceo の岡藤(当時繊維担当部長)さんと私は、何回もカルバンクラインの関係で、一緒にニューヨークに行っている。そのことは、心に収め、ひたすら、下手に接した。当時、私の担当は、全体ディレクターで、岡藤さんは、私の振る舞い次第で、ブランドライセンスが取れるかどうか、だったので、極めて丁寧に接してくれた。

副業運転手をあまりに舐めると、首が飛ぶこともある。

妻に話したら、出際に〇〇の私から、岡藤さんによろしく、と言えばよかったじゃない、と言われた。

ファッション

なんだか、ラジオで、90年代のコムデ、ヨージが人気だと半端なファッション評論家が言っていた。グローバルがキーワードらしい。私は、90年代、バリバリのファッションジャーナリストだった。川久保さん、ヨージさん、菊池武雄さん、熊谷TOKIOさん、ポールスミス、エリオフィオルッチ、アランミクリ、いい時のアルマーニ、ラルフローレン、その他、数え切れないほどのファッションデザイナーにインタビューしてきた。そうだ、ゴルティエもインタビューした。

私の服はほとんど、90年代のコムデである。
 
その背景に加藤和孝さん、小西ヨシユキさん、パシュの細川さんがいた。デザイナー乱立時代ではあったが(
小西さんは自己破産、相当、身内に迷惑をかけたようだ)それなりに面白かった。小西さんの初期のニットは、ビートタケシが着ており、正直、助けてやれよ、という気分だ。
 
ファッションは、マスコミによって乱用され、消費される。ゾゾタウンのおっさんは、ファッションを理解していないゆえに適当に成功した。あの服装でファッションを語るべきではない。金はあるのだから、ボスくらい着ろよ。
 
少なくとも、ファッションに真剣に向き合ってきた私としては、東京ガールズコレクションは、ファッションではない。あんなモノ、売れ筋の切り売りと、10代のネイちゃんに対するロリコンの流れである。だから、私は、儲からないのだ。今は、売れていないし。
 
コレクションで、席を取り合うおスギとピーコ連中を私達は「関取軍団」(当時セツモードセミナーの長沢節先生もご存命だったが、関取軍団とは一線を画していた)いって馬鹿にしていた。だが、今思うとそれだけ情熱があった、とも言える。

TOKIOさんのブルゾン 無理して買った

タクシー運転手へのカスハラ体験


カスタマーハラスメント

タクシー運転手は、これに常にさらされている。都内で中年女性を乗せた。おり先は、ナビで指定されていた。その通りに進むと気に食わないらしい。左車線が渋滞にも関わらず、ターンして欲しかったようだ。ターンできないので、そのまま進むと、何故、この道を通るのか、と文句をつける。ナビ通りです、と答えると、そもそも最初から態度が悪い、と言う。最後まで、ぶつぶつ、文句を言い続ける。50くらいのババアで、タクシーに乗り慣れているらしい。(私の方が乗り慣れている)

行き先は、恵比寿ガーデンプレースだったが、ここは、私が企画に参加した。店舗配置は私の仕事だ。敷地に入ってからもそこは左、そこは右、と言い続ける。行く場所は最後まで言わない。

きっと嫌なことがあったのだろう、と想像する。それをタクシーの運転手にぶつけるのは、カスハラだ。ブスババアなど、私の世界にはいない。関わらない。

カスハラを場合によっては、出るとこに出て、主張するが、めんどくさいのでやらないと思う。

 

昨日のタクシー仕事、夜10時くらいに御徒町を流していると、4人くらいのお巡りさんの一人が、信号待ちしている私に寄ってくる。違反の覚えもなければ、当然、酒も飲んでいない。窓を開け、何のよう、と邪険に言うと、申し訳ない、と妙に低姿勢。聞くと酔っぱらいの中国人の女性(ミナリはきちんとしているが、日本語も英語も話せない)をホテルまで、連れてってくれないか、と言う。

ホテルの住所を聞くのも一仕事、お巡りさんも困っている。どうやら、お金はたくさん持っているようで、お巡りさんが、女性から、1万円を預かっている。それを私に渡して、これくらいで間に合うでしょう、彼女は、タクシーの止め方も理解していなかった。

ゲロ吐かれるのは嫌なので、最初、ためらったが、お巡りさんの困った様子を見かねて乗せることにした。

すると、乗ってからも訳の分からない中国語をつぶやきっぱなし、行き先はなんと、すぐそばの馬喰町、料金は600円、9400円のお釣りはたまたま持っていたが、親切なお巡りさんに免じて、気にしないことにした。

日本は舐められている。

 

適当にやる

ずるくやる

 
上野を流していて、呼び止められた。磯子経由、その近辺だと言う。磯子で、一度、決済、その後、神奈川の近い場所まで行って、また、決済、これは違法だ。東京のタクシー運転手は、神奈川から神奈川に客を乗せることはできない。そのことを丁寧に説明すると、二人の男性は降りてしまった。
解決策は簡単だった。磯子まで行って、そのあとは、メーターをオフにして仕舞えばいい。磯子から戻るルートをどこを走ろうが、私の勝手である。
これで売り上げ2万円は失った。売上は求めていない。ただし、利便性は提供したい。多分、個人タクシーか、ずるい奴が、この客を乗せたのであろう。
タクシー業界のエリア制限はアホである。。また、真面目に守っている運転手もアホである。適当に臨機応変にやる、これがタクシー運転手の売上拡大の要であろう。
 
人格とルールの戦い、私が経験していなかった世界観だ。適当にやる、適当にルールを誤魔化す。まったく持って適当な仕事だ。