適当にやる

ずるくやる

 
上野を流していて、呼び止められた。磯子経由、その近辺だと言う。磯子で、一度、決済、その後、神奈川の近い場所まで行って、また、決済、これは違法だ。東京のタクシー運転手は、神奈川から神奈川に客を乗せることはできない。そのことを丁寧に説明すると、二人の男性は降りてしまった。
解決策は簡単だった。磯子まで行って、そのあとは、メーターをオフにして仕舞えばいい。磯子から戻るルートをどこを走ろうが、私の勝手である。
これで売り上げ2万円は失った。売上は求めていない。ただし、利便性は提供したい。多分、個人タクシーか、ずるい奴が、この客を乗せたのであろう。
タクシー業界のエリア制限はアホである。。また、真面目に守っている運転手もアホである。適当に臨機応変にやる、これがタクシー運転手の売上拡大の要であろう。
 
人格とルールの戦い、私が経験していなかった世界観だ。適当にやる、適当にルールを誤魔化す。まったく持って適当な仕事だ。