タクシードライバーのリスクと報酬

昨日の朝、点呼の時間、とても嫌な報告があった。どうやら、同じ会社に所属するドライバーが人身事故を起こしたらしい。場所は、渋谷区、雨が降っていて、人によっては、傘をさしていた。その1人を引っ掛けてしまったようだ。

事故そのものは、たいしたことなく、ドライバーは、降りて、大丈夫ですか?と声をかけたようだ。引っ掛けられた人は、大丈夫です、と答えた。ドライバーは、そのまま、立ち去った。

通報したのは、周りで見ていた第三者である。警察から会社に直接電話が入った。

実態は、ひき逃げである。減点35点、一発免許取消し、さらに自己負担の罰金は間違いなく50万円を超える。

私も新宿歌舞伎町や渋谷宇田川町にやむを得ず、入った時、誰かを引っ掛けても不思議はない。ドライバーのリスクは大きい。その割に報酬は低い。人混みの危険な場所には入らない、仮に事故を起こしても警察に届ける、できれば、救護体制を取る。本人にその気が無くても、ひき逃げ犯にされてしまう。

報酬の割にリスクはあまりにでかい。