タクシーに韓国の若者を乗せた

韓国人若者

 

秋葉原から、男性3人をタクシーに乗せた。行き先は、新宿、どうやら、韓国の人のようだ。大学生くらいだろうか。観光?留学?と聞いてみた。観光だという。これから新宿でお酒を飲むらしい。余計なお世話だが、新宿には、悪質な客引きがいるから、ついて行ってはダメだよ、と話した。

すると、先生、と声をかけるではないか。誰のことか、一瞬、わからず、私のことか、と聞くと、そうだという。確かに私は、運転手生活よりはるかに長い間、先生と呼ばれてきた。韓国からの留学生も大学院で教えていた。彼らが、そんなことを知るわけがない。

そうか、彼らの文化として、年長者を先生と呼ぶのだ。

日本はどう?と聞いてみると、街が綺麗で素晴らしい、という。タバコの吸い殻が、一つも落ちていない。私もタバコを吸うが携帯用灰皿を持っている。それを信号待ちのとき、見せると、日本語を流暢に話す、彼も日本に来てから、コンビニで同じものを買った、とのこと。

新宿で安くて、美味しい店を知っているか、と聞かれた。金曜の6時過ぎだ。新宿の安い飲み屋は、どこもいっぱいの予感がする。そこで、つい先日、大学時代の仲間とあった、沖縄料理の店を思い出した。その店は、3階建てで、極めて広い。たぶん、3人くらいは座れるだろう。さらに安くて美味しい。1人3000円もあれば、結構、飲み食いできる。彼らは、沖縄のことを知らず、すぐにネットで調べていた。肉食系の彼らは、沖縄料理を気にいるに違いない。

アルタ前に止めると、丁寧にお礼を言って、新宿の街に乗り出して行った。そこが、全面禁煙だということを伝えるのをすっかり忘れてしまった。