今日(昨日)のタクシー

タクシードライバーをしていて、一日(20時間)に何回か、嫌なことがある。昨日は、それが2度続いて、やる気を完全に削がれた。両方ともゴーアプリとそれを使う側の問題だ。

第一回は、臨海ニュータウンで起きた。臨海ニュータウンの道路は、一般の街とは異なっていて、へんてこりんな設計になっている。ゴーから送られたナビ通りに行っても辿り着かない。それは、そうだ。街を跨いで繋がれた主要道路とその下を通る生活道路の動線は全く違う。ゴーのナビは、それを区別しない。主要道路だけの表示になる。したがって、目的地には、迂回しようが、行き直そうが、永遠につくことはない。

第二回は、さらに腹が立った。新宿界隈(私はめんどくさいので出来るだけ行かないようにしている)にたまたま、客に引かれて踏み込んでしまった。そこで、ゴーからの呼び出し、迎車マークをつけて、急ぎ気味に現場に向かった。嫌な予感はした。呼んだのは20歳代の女性とある。ほぼ水だ。案の定、ゴーのナビにしたがって、入り込んだ小道は軽自動車も通れないような道、あの辺りの水女は、人の不便も考えず、ボロアパートの玄関先まで呼び出す。こんな道、タクシーが入れるわけねイベ、結果的に細い道で、直角カーブを曲がりきれない、と判断した私は、30分もかけて、バックで細道地獄から、抜け出す羽目になった。

ハンドルの切りすぎで、右手の手首が痺れている。ゴーもゴーだが、呼ぶバカもバカである。通話機能で話すと、違う道を通ればいいじゃない、と宣う。お前のうちなんか知らないし、仕事でなければ、小道が入り組んだボロアパートに近づきもしない。三流の水女に限って、新宿に近い大久保や高田馬場あたりのボロアパートに住んでいる。

私が昔から付き合いのある銀座のママは北千住のシックなマンションに住んでいる。

 

こんなアパート