今日、仕事が入っていたが、さまざまな理由でリスケした。明日は、朝からタクシーだ。辞めたいが、ここで逃げたら、根性なしだということはわかる。したがってもう少し続ける。

昨日、内科に行って、常備薬のソラナックスを1ヶ月分もらってきた。この薬は、かれこれ20年以上、常備薬となっている。信頼する心療内科医は、おまじないみたいなものだという。確かになんの効果もない気がする。飲みなれているので、眠気もほぼ出ない。ただ、精神依存になっていることは確実で、切らすと落ち着かない。

アルコールとの重複は禁止のようだが、全く気にしていない。ソラナックス一錠とビールは私の定番だ。

タクシーの時はアルコールもソラナックスも原則飲まない。それでもなんともない、ということは、やはり、心療内科が言うようにおまじないのような薬なのであろう。薬価も安い。処方箋を書いてもらい、薬代を払っても1200円程度。これで1ヶ月は持つ。

もう64歳なので生活スタイルを変える気はない。タクシーと依頼で来るコンサル仕事、その他の雑務で、なんとか生き残る。欲しいものは、13万キロを超えたワーゲンをもう少し新しい自動車に変えること、あとは35年以上(昨年死んで今はいない)、かってきた犬を飼うことの二つだけだ。服も売るほど持っている。住んでいる家も満足している。

妻にも満足、家族にも満足、母はもうすぐです死ぬが、最低の葬儀で済ませる。タクシー中のラーメン、たまに買う雑貨、欲望がなくなっていることは、悪くはない。まだ、家を維持した方がいい、まだ、少しだけ、お金を稼いだ方がいい、とは思っているが、ともかく、人生を賭けたファッションにも、向上心にも興味がなくなっている。

思想の根底、イデオロギーの根底には労働の美学が、あるような気がする。