立ち食いそばの魅力

日暮里に友人が住んでいる。元々、川口のタワーマンションに住んで幸せな家庭生活を送っていたが、ある理由から離婚、息子の学費、住宅ローン、嫁の生活費を含めて、月25万円以上、支払っている。

私と同じ国家資格を持つベテランだが、今は日暮里のアパート(14平米)に一人で住み、今年中に実家が経営する居酒屋の2号店を日暮里で経営しようとしている。何年振りかで飲んだ。1軒目の居酒屋は私の好みではなかったが、2軒目の立ち食い蕎麦屋、一吉は、素晴らしい。
 
立ち食いそばは、大好きで、機会があれば食べる。とくにゲソ天そばが好みで、あれば必ず食す。日本橋のよしそばも愛している。両店とも昼時には列ができる。よしそばは残念ながら、ゲソ天そばはないが、半ライス、あるいはライスを頼むと、鰹節の粉末が付いてくる。鰹節問屋が直営しているらしい。
 
女性の客も多く、もりもり大盛りを食べている。
 
日本はやはり、いい国なのであろう。1000円以下で美味しいラーメンや美味しいそばが気軽に食べられる。ラーメン屋は外人が侵食しているが、立ち食いそばは、さすがに外人の姿を見ることはほとんどない。
 
ただ、侵食されるのも時間の問題だろう。snsは、日本の独自性を取り上げて、円安の勢いで、インバウンドを呼び込む。店にとってはいいのかもしれないが、昔からのドメスティックには、迷惑だ。